ディズニーに学ぶ オフィスの片付け方 15のヒント

オフィスの片付けや、会社内の清掃はきちんとできていますでしょうか。

きちんと出来ているなら良いのかもしれませんが、もしかしたら東京ディズニーランドの考えからは外れてしまっているかもしれません。

はるかす
どうも、はるかす(@mametyralove)です。今回は、あの東京ディズニーランドの片付け方についてご紹介していきます!
こんな人にオススメ
片付けが苦手な人

会社を経営している人

ディズニーが好きな人

東京ディズニーランドの掃除について

言うまでもなく、東京ディズニーランドの掃除は世界的に見てもトップクラスです。

では、なぜトップクラスの掃除なのでしょうか。それは、

なぜ掃除し、片付けるのか。
何のために掃除し、片付けるのか。

が明確になっているからです。

だからこそ、東京ディズニーランドの掃除はいつでもトップクラスを維持し続けられているのです。

今回は、そんな片付けのヒントを15個紹介していきます。

詳しく知りたい方は、安孫子薫著「ディズニーの片付け」を読んでみてください。

 

オフィスの片付け15のヒント

1:片付けを継続できるようなレイアウトを考える

掃除は毎日続けることに意味があり、そのためには掃除をしやすいレイアウトを考える必要があります。そうすることによって日々の片付けが楽になります。

押さえるべきポイントは以下の3つです。

・レイアウトや調度品はシンプルにする
レイアウトは複雑になればなるほど掃除がしにくくなります。おしゃれで凝ったオフィス作りは悪くありませんが、最低でも1日1回の掃除が継続できなければそのレイアウトは凝りすぎだと言えます。

・動線上には物を置かない
片付けで、最も優先しなければいけないところはオフィスの入り口からの動線です。ここに物がおかれているのは片付けにくい上に危険があります。

・詰め込みすぎない
言い換えるならば、一人一人がストレス無く動けるスペースを確保することです。それができなければ、返って能率を下げると思っても良いほどです。むしろ、オフィスの移転をする好機です。

 

2:リーダーが全体を見渡せる広さを持つ

オフィス作りにおいて、最近は大部屋が流行っています。セキュリティーや空調の問題を鑑みると、合理的かもしれません。

しかし、あまりに広いオフィスは死角を生みやすくなります。

誰が責任を持ってその場の美観と機能性を管理しているのか、セクションとセクションの境がどこにあり、どこがパブリックスペースなのかが、曖昧になってしまうのです。

こうしたエリアは無法地帯となり、荷物を置いたもの勝ち、エリアを占領した人間が全体の利便性や安全を削ぎながら一方的にメリットを受ける状況ができてしまうのです。

東京ディズニーランドでは、責任者一人が無理なく巡回できる程度の広さを担当範囲としています。

こうして指揮命令系統を明確にすれば、全社的に片付けるところがはっきりし、漏れが無くなります。

 

3:安全を確保する

危険排除、安全確保は工場でもテーマパークでもオフィスでも、共通の課題です。

とりわけ危険なのは背が高く重いものがたくさん詰まったキャビネットです。

もし一歩間違えたり、大きな地震が起きてしまったりしまうと圧死をまねく可能性があります。

人が多く集まる場所にも関わらず、固定できない場所に背の高いキャビネットを置くなどもってのほかです。

高さは、最高でも人間の腰の高さくらいまでにしておくことが大切です。

経営者や管理職の方は、同じ場所に多くのものを置く利便性より、有能な人材が危険に晒されているリスクを考えるべきです。

オフィス内の装飾品も、動かないようにしっかりと固定した方が良いでしょう。

 

4:全員が納得する配置にする

家具や機器は、その場で仕事をしている全員がなぜそこにそれが置いてあるのかを納得できる位置に置きましょう。

まず、全員が共通して使用している道具は、必ず最も合理的で安全な場所に置くことをあらかじめ決めておき、全員が守ります。

特に、店舗などのシフト制の職場は、そうしなければ効率が落ちるばかりか、時には危険を招くこともあります。

これらは、経営者や上司、店長などの権限を持っている人ほど陥りやすい罠です。

誰も注意してくれる人がいないからです。また、その裏で従業員の不満はどんどん蓄積されていきます。

 

5:効率を追求すべき所と、してはいけない所を見極める

東京ディズニーランドでは「SCSE」という行動基準に従ってパークを作っています。

「SCSE」とは、ディズニーのパークを作る上で最も大事なことの4つの頭文字をとって優先すべき順に並べたものです。

S:Safety(安全)
C:Courtesy(礼儀正しさ)
S:Show(ショー)
E:Efficiency(効率)

ディズニーは、最後に「E」で効率を謳っています。

つまり、効率は最も後回しである一方、効率を重要な行動指標の一つとして示しているのです。

ディズニーでは、ゲストの安全のためや素晴らしいショーのためならコストを限界までが慢ずるのに対して、それ以外はむしろ積極的に効率を重視します。

あなたのお店やオフィスでも同じ考えをしてみてください。

あなたのお店の売りは何であるか。
あなたのオフィスでは何を追求しているのか。

その最大の見せ場やミッションを大切にするためであれば、ある程度のコストは正当化できるはずです。

 

6:汚れやすい所、汚れにくい所を把握する

店舗やオフィスに置いて、汚れやすい所や汚れにくい所を把握して置くことは、掃除の戦術を考える上で大切なことです。

汚れやすい所、汚れにくい所は仕事の業容の変化、人事異動、配置換えなどによって変化していくので、定期的に見直すことが大切です。

そうすることによって、手間をかけるべき所と、そこまでしなくても良いところがわかり、その分コストをカットすることができます。

掃除は、毎日同じ場所を同じ手順で行う傾向があるため、同じ汚れがいつまでも放置されがちです。

多様な視点でチェックするのが良いでしょう。

 

7:最低限のマニュアルを作り、美観を定義する

1〜6のプロセスを踏めば、最小限の水準を決めることができるはずです。

そこに属している全員の意見を聞き、コンセンサスを形成した上で、マニュアルを作成します。

そして、そのマニュアルは決めた後で何度修正しても構いません。むしろ、改善と修正を重ねることが重要です。

ベースのマニュアルにどんどん新たな美観、安全管理を追加していく形で、掃除を実行します。

 

8:毎日、全員参加で片付ける

マニュアルを作り終えたら、汚れるのを待つのではなく、あくまで時間優先で掃除をします。

東京ディズニーランドでは、フロアは15分に一度、トイレは45分に一度必ず巡回します。

流石にオフィスでこれだけやる必要はありませんが、せめて一日一回は必ず巡回することをルールにしてみてはどうでしょうか。

やると決めたら何があってもやります。上司も部下もアルバイトも関係ありません。全員で分担してやりましょう。

大掃除ではなく、習慣としての掃除ですから、30坪程度のオフィスならば5分。長くても10分が目安になるでしょう。

これは、オフィスが綺麗な状態で保たれるだけでなく、強い一体感が生まれるというメリットがあります。

 

9:業者任せにしない

あなたの会社、お店の掃除が外部の清掃会社に作業を委託しているとします。

オフィスやお店で働いている従業員は、片付けだけをしている訳ではありません。従って、外注すること自体は構いません。

しかし、それを全て業者任せにしてしまうのは良くありません。そこには思考がないからです。

自分たちでできることは可能な限り自分たちでする。しかもそれによって一体感が生まれるのですから、一石二鳥です。

そして、自分たちでできないことを見極めたら、もう一度契約をしてみましょう。

コストの削減、コストの集中ができるはずです。

 

10:トイレには完璧な掃除用具を揃える

気持ちの良いトイレ環境は、みんな口にこそ出さないものの、快適な職場作りの隠れた要です。

先ほど、東京ディズニーランドでは45分毎にトイレを巡回していると書きましたが、流石に一般のオフィスやお店では不可能です。

そこで、オフィスのトイレにはこれ以上ないほど完璧な道具を揃えて欲しいのです。

入るなり良い匂いのするトイレの個室。こまめに、綺麗に掃除されているなら、そこを汚してしまった人間は、掃除しなければと思うのが普通です。

しかし、道具が揃っていないばかりに、それができないだけなのです。

 

11:上司は自ら率先して片付け、成果を確認する

オフィスの管理職や経営者は、ただ掃除し、片付けろと言うだけではいけません。自ら率先して片付けの輪に入ります。

そこで一体感を得て、同じ職場で働くことの楽しさを共有することも、ディズニー流の片付けの大きなメリットです。

同時に、片付けが本来の目的に合致しているか、その場所に集う人たちが目指している価値創造に貢献しているかをチェックしなくてはなりません。

せっかく片付けをしているのですから、その効果を最大化するよう常に様々な視点から見つめてください。その中で、仲間たちの話や、意見を汲み取ることができれば最高です。

 

12:片付けは楽しくクリエイティブな作業。体罰でも精神修養でもない

従業員に片付けをお願いするときに気をつけなければいけないことがあります。

それは、片付けや掃除を

やらされているもの
やらなければならないもの
罰として受けている

と、受け取られることです。

最悪のケースは、成績の上がらない人にやらせる、あるいは若い社員だけ、アルバイトにだけやらせるといった行為です。

できれば日替わり、週替わり、当番制、ローテーション制も避けた方が良いです。

あくまでその組織、その職場において、基本全員参加で立場に関係なく同じ片付けをすることに意義があります。

従って、ディズニー流の掃除を導入するときは、なぜそうするのか、何のための片付けであり、全員参加で行う理由を自分の言葉で説明する必要があります。

掃除のための掃除、片付けのための片付けではなく、清潔さや安全を実現するための具体的な手段です。

 

13:お店やオフィスの入り口は「プレショー」である

ディズニーのアトラクションがファサードに凝っているように、お店やオフィスの入り口も、やはり凝るべきです。

初めてその場を訪れる人にとっては入り口の印象は強烈です。特に、決定的なマイナスポイントがあると、取り返しがつきません。

最初は綺麗にしてあったはずの入り口、エントランスは毎日が初演状態になっていますか。

また、毎日が初演状態を実現できたならば、それに感動を上乗せさせる方法も考えてみてください。

アイデア次第で来客が待っている数分の間、そこに働く人たちの思いを知ってもらうことはできるのです。

それが本当の「おもてなし」です。

 

14:オフィスやデスクに「遊び」の要素を入れる

特に日本の企業に足りないもの、それは遊びの要素です。

クリエイティビティーを発揮しなければいけない企業のオフィスが工場のように片付いているならば、危機感を持った方が良いでしょう。

ディズニー流は遊びに満ちています。

ディズニーでは、雨水や落ち葉でミッキーを書いたりすることがありますが、それはマニュアルには一切書いていません。また、マニュアルにないことをしたキャストを叱るなんてこともしません。

オフィスのクリエイティビティー、そして企業の競争力は「楽しさ」「幸福感」から生まれます。そのために、片付けで生み出された余裕を、少し振り向けることを考えてみたいものです。

遊び心とルーズさは明確に異なります。

毎日みんなで掃除し、片付けをしながら、少しだけ楽しいスペースを作れれば、そんな問題は起きないはずです。

まずはデスクに家族の写真を飾ってみたり、趣味のフィギュアを飾ってみたりすると良いでしょう。デスクの一角を少しだけプライベートで飾ることを認めてみて欲しいのです。

 

15:小さなディズニーパークを作る

最後に提案するのは、ちょっとした幸せをみんなで共有する方法です。

もちろん、ディズニーキャラクターがいる必要はありませんし、本当のディズニーパークを作る必要もありません。

みんながほっこりできて、小さな幸せを感じることができる一角。
ちょっとした気分転換ができて、心が満たされるコーナー。

立派でおしゃれなカフェコーナーを作れなくとも、各部課に駄菓子をおいたりして工夫することはできます。

良いアイデアが浮かばないときは甘いものを食べて気分転換ができる。素敵なことだと思います。

 

さいごに

15のヒント、いかがでしたか。

このヒントは全て、「ディズニーの片付け」に掲載されています。他にも、ディズニーの片付け論について沢山紹介されているので、興味があれば是非読んでみてください。

余裕がない世の中だからこそ、余裕のある人たちが新しい価値を創造する時代です。

ディズニーパークが成功し続けている理由も、ディズニーの掃除、片付けのクオリティーが結果として高い理由も、実は新しい価値を想像しているからなのです。

是非とも導入してみてはいかがですか。

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