

スポーツが好きな人
メンタルが弱い人
はじめに

どのようにすれば身体能力や運動能力が上がるのか。スポーツは性格にどのような影響を与えるのか。なぜ人はスポーツ観戦を好むのか。
そのようなことをテーマにしているのがスポーツ心理学です。
色々な角度からスポーツをする人とスポーツを見る人、スポーツに関わる人の心理を研究しています。
日本では、1964年に開催された東京オリンピックに選手強化のために取り入れられました。
メンタルトレーニング

スポーツ心理学の中でも、一番中心的な存在がメンタルトレーニングと言われています。
時や場所によって結果が変わるとはよく聞きます。
そんなことを研究して、いかにして高い結果が得られるのかを追求していくものです。
そのために、ストレスや緊張、集中力のコントロールなどを実践的に行います。
スポーツカウンセリング

競技者が何らかの心理的問題を抱えて競技に支障が出てしまうときに行われるのがスポーツカウンセリングです。
面接によって競技者が抱えているものを本人に気づかせて問題を解決していきます。
メンタルトレーニングのやり方

メンタルトレーニングは、主に6つの項目に分けられます。
- 目標設定
- セルフコントロールするためのトレーニング
- 心理的ウォーミングアップ
- イメージトレーニング
- コンセントレーション
- ポジティブシンキング
トレーニングの成果
メンタルトレーニングは本当に効果があるのでしょうか。
ここでは、オリンピック出場者でメンタルトレーニングを実施していた人の割合を紹介します。
1980年のモスクワオリンピックの参加者でメンタルトレーニングをしていた人の割合は、
- 参加者全体:約29%
- 決勝進出者:約58%
- メダリスト:約65%
- 金、銀メダリスト:約86%
この調査では、結果が良かった選手ほどメンタルトレーニングを実施しているということがわかりました。
この結果だけで判断するならば、メンタルトレーニングは本当に成果が上がると言えるでしょう。
参考:渋谷昌三著:面白いほどよくわかる!心理学の本